#1.可愛くなりたい私のはじまり…

私、小さい頃、よく男の子に間違えられていたんです。母と買い物に行くと、「ボク、いくつ?」って… 何回言われたかしら…。母が「女の子なんです」と言うと、「そうなのー?ごめんねー」って。私は「またやな」…と。たぶんね、間違えられることが嫌だなぁ~って思ってたと思うし、なんでいつも…って思ってたと思う。

髪がお猿みたいに短かったから?服装が可愛くないから?顔が父に似てるから?でも、父に似てることが嫌だと思ったことはないんですよ。父はなかなかカッコいいのです♪そして、女の子は父親に似ると幸せになる!と聞き、素直に信じてたからね(笑)

なんで私はいつも髪が短かったんだろう…小さい頃は聞けなかったけど、大人になってから母に聞いた。母は、自分が仕事をしてたから、私の髪の手入れをする時間がなく、短くしてた。って言ってました。今、同じ親の立場だと、それもわかるな!と思うけど、小さい頃は、可愛くアレンジした長い髪に憧れたな(笑)

だから、大きな風呂敷を頭に付けて、長い髪にして結んで見たり、遊んでました。母には、本当は長く伸ばしたいことを知られないように、こっそりと♪今思うと、こそこそ風呂敷を巻いてないで、「髪を伸ばしたい!」って言えばいいだけのことやん。って思うけど、言えなかったんですよね。

母が私の髪を短くしていた理由が小さいながら、なんとなくわかっていたし、言ってもダメだろうな…って感じていたんでしょうね。ダメ!って言われることは、初めからなるべく言いたくないのです。だから、言わない。だぶん、とっても聞き分けのいい子だったと思う。でも、その反面、自分のやりたいこと、自分がしてほしいことが言えない子だったんでしょうね。

うちの娘たち、中学生と6年生。(アメブロを書いてた当時)自分のことはほとんど出来る!はずです…。でも、朝からお茶準備して~だの、あーだのこーだの。(大学生になった今でも一緒だわ)「お願~い、ママ~」とか言ってくる。モーって言いながら、いろいろお世話をしてしまう私。

娘たちのためになってないよな…って思いながらも、「ママ~、○○して~」って言われるのがちょっと嬉しいのかもね。自分のしてほしいことを私に言ってくれるのが…♪

#2.自分の過去に蓋をしてること

自分の過去に蓋をしていることってありませんか?自分のこれまでのことを振り返ると、いい思い出も、そして誰にも言えず蓋をしてることをも、もちろんあります。私は小さい頃からいろんな習い事をしてきました。当時はどう思っていたのかわかりませんが、今思うとありがたいです。運動系の習い事が多く(スポーツは得意だったので)スイミングは3歳から始めました。

毎週スイミングの時間になると、母が家に迎えにきて一緒に行くんですが、どうしても行きたくない時があって、母が迎えに来る時間に隠れていました。隠れる場所なんて限られてるから、すぐに見つかってしまう。「行きたくない!!」でも、理由が言えない。理由が言えないから、結局行くことに…

実は同じクラスの女の子にずっと意地悪されていたんですよね。でも、その子の母親と母が知り合いで、子どもながら気を使っていたのか、言えなかったんです。子どもは親の笑顔が好きで、笑顔がみたい。だから、嬉しいことは言うけど、困っていることはなかなか言えなかったりする。心配させたくないと思っちゃうんでしょうね。きっとね…

これまで生きてくると大小あると思うけど、蓋をしておきたいことってあります。私は意地悪されていたことは、ずっと蓋をしてきたことで、蓋をしながら、なんで意地悪されたの?私の何がいけなかったの?答えが見つからず、引っかかって忘れられない。理由がわからず、意地悪されたら自分への自信をなくすこともあります。

数年前、娘達にこのことを話しました。そうしたら、なんだかスッキリしたし、引っかりもなくなりました。今は私の経験が子育てに役にたってるかも♪ぐらいに思っています(笑)ずっと言えないことを声に出してみると、リセットするきっかけになるかもしれないですよ!

#3.私にはないもの

私は弟と二人兄弟です。歳が近いですが、喧嘩した記憶もあまりありません。小さい頃の弟は可愛くて…愛嬌があって、いつも楽しそうで、ニコニコしてて…弟はいいな~っていつも思っていたと思います。コンプレッスクの始まりって、身近な兄弟や姉妹から始まるのかもしれないですね。同じ親から生まれたのに、顔が違ったり、運動能力が違ったり…。お姉ちゃんみたいだったら良かったのにな~といつの間にか比べていますよね。

現在も自分にないものを持ってる人を見ると、いいな~と思います。私もいっぱいあります。ぱっちりした目、スリムな体型、柔らかい雰囲気などなど…書き出すといっぱいあります。でも、自分は持ってないからダメだーとか思わなくてもいいんですよ。「いいなぁ~」、「魅了的だな~」と思うところは、自分は持ってないところだけど、それを持っている人の素敵なところ!つまり、人の素敵なポイントをたくさん見つける目を持っているってことですよ♪

人にはそれぞれ素敵ポイントがあります。自分では見えてないこともいっぱいあります。まわりの方から教えていただく方が多いかもしれないですね。だから、まわりの方から褒めていただくことは有り難く頂戴します。多分それが私の素敵ポイントだから♪

私は弟のことをいいなぁと思いながら、弟のいいところをいっぱいみつけていたことです!大人になった今も可愛い笑顔が魅力な弟くんです♪

#4.人見知りでも大丈夫➀

私が生まれ育ったところは、山に囲まれ、田畑が広がり、夜になると虫の声や蛙の声が響く。こんなところです。なんとなく想像できますか?小学校はもちろん各学年1クラス。2歳から6年生までずっと一緒の友達です。だから、兄弟姉妹の名前も知ってるし、今でも誕生日や家の場所もほぼ覚えています。私にとって、長く過ごした場所だし、今思うととても安心して過ごせる場所だったなと思います。

だから、毎年、新しくお友達を作る必要がなく、その経験を全くすることなく子ども時代を過ごしました。そして、自分の思いを言えない私、人より目立つことが苦手な私は、新しい環境や新しい出会いが苦手で、人見知りな私の完成です(笑〕

学校の友達のいない習い事では、ほとんど一人でいる。そのときは寂しいですけど、たぶん割と平気だったと思います。帰れば、安心出来る友達がいて、家族がいるからね。だから、今私にできることは、家族が安心して帰って来れる場所になることだなと思っています。

#5.人見知りでも大丈夫➁

小学生の頃、学校から帰ると近所の子と家の前で遊んでいました。2,3人で遊んでる所に「入れて!」は言えるんですが、5人程になると言えなくなる。だから、一人ぽつんとなることがあったそうです。この話は、大人になり母から聞いた話です。私は全く覚えていませんでしたが…

心配になった母は担任の先生に相談したそうです。その当時の担任の先生に、「これから先、一人でいることに耐える強さも必要になってきます」「学校で友達と遊んでるから大丈夫ですよ!」「信じて見守ってあげて!」と母は言われたそうです。

私も母の立場になり、わかります。見守ることが一番難しいんですよね。私をそっと見守ってくれた母に感謝します。そして反省…。見守る前に多々口出ししている私を…(笑)

#6.人見知りでも大丈夫③

新しいお友達を作ることがちょっと苦手な私。6年生の夏、一人で合宿のようなものに参加しました。富士山の麓で4日間ほど過ごしました。なぜこのイベントに参加したのか、覚えていません。はじめて会う人と4日間一緒に過ごすって、ちょっとドキドキします。仲良くなれるのか、やっぱり不安しかない(笑)大人になっても新たな出会いの場はドキドキしますもんね!

自分で話しかけたのか?それとも話しかけられたのか?覚えていませんが、とっても仲良しの友達が出来ました。小さい頃から一緒にいる学校の友達じゃない友達!そして、安心できる友達!だぶんこの経験あって友達作りのハードルが低くなっていったように思います。やっぱり経験することって大切ですね!

クラスがたくさんあると、毎年新しい友達と出会いがあり仲良くなっていく。でも、9年間同じクラスの私にとって新しい友達が作れたことは、大きな経験で大きな自信になりました。

毎日の生活の中で、自分ができることの枠を決めてその中で過ごしてしまいます。その中にいる方が安心だし、心地よい。でも、物足りなさも感じることもありますよね。

自分の枠を広げるには新しい場所に行き、新しい人と出会い、新しいことに触れてみる。大人になっても子どもの時と同じようにやっぱり経験していくしかないですね。40代になっても、50代になっても自分の枠をどんどん広げていける生き方をしたいと思います。